鐔(つば)って何?わかりやすく解説!!
こんにちは!
本日のテーマは鐔です。さて、この漢字読めますか?(笑)
これはつばと読みます。
みなさんは美術館などで見たことがあるでしょうか?
鐔を知らない方が多いのではないかなと思います。
先日、美術館で見たのですが、とても惹きつけられるものがありました!
そこで今回は鐔についてわかりやすくご紹介したいと思います!
01. 鐔(つば)とは
鐔というのは刀装具のひとつになります。刀の持ち手の上に丸いものがありますよね。それが鐔です。なぜ鐔がついているのかというと、刀の持ち手を守るためや重さのバランスをとるためと言われています。それ以外にも鞘(さや)の口の部分(鯉口)を傷つけないようにするためだとも言われています。
鐔はいつできたのかというと、古墳時代まで遡ります。古墳時代の倒卵型鐔(とうらんがたつば)から始まっていると言われています。頭椎大刀(かぶつちのたち)や環頭大刀などにつけられていました。しかし、現存しているもので、古くても室町時代のものであるといわれています。時代を重ねるごとに形・厚さ、絵柄の繊細さ、素材などが変化していき、技術的にすぐれた作品が多く出されるようになりました!
このように鐔は刀装具だけでなく、美術工芸品としても価値が高められているのです!
02. 鐔の鑑賞ポイント
裏と表をどのように区別しているのか疑問に思ったことはないですか?
そこでみなさんに覚えていただきたいのが、笄穴と小柄穴です。
よくみると、笄穴はボコッと出っ張りがあるのわかりますか?そこで小柄穴と区別できます。
そして、笄穴が自分から見て左側にあるほうが表になります!なので上の写真の鐔は裏向きになります。しかし、当時は裏向きでも使われていたかもしれないそうです。
後は、表向きの絵柄のほうが裏向きの絵柄よりも派手なことが多いので、そこでも判断できます!
鑑賞する際なのですが、茎穴を隠してみてほしいと思います!実際はそこに刀が刺さっているので、そこを隠してあげることで、ストーリー性が感じられ、また立体的にもなります!
03. まとめ
いかがだったでしょうか。
簡単ではありますが、鐔について紹介させていただきました!
実際に美術館へ行って、作品を見ていただきたいです!
みなさんが鑑賞する際に少しでも役立ててもらえると嬉しいです♪
最後までお読みいただきありがとうございました!